和尚のひとりごと№1646「六時礼讃 初夜礼讃57」
和尚のひとりごと№1646「六時礼讃 初夜礼讃57」
南無至心帰命礼西方阿弥陀仏
宿世見諸仏
則能信此事
【読み下し】
南無至心帰命して
西方阿弥陀仏を礼したてまつる
宿世に諸仏に見ゆるもの
すなわち能くこの事を信ず
【意味】
心より西方阿弥陀仏に帰依いたします。
過去世にて仏と会う者は
すなわちこの教えを信じることができる。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。